忙しく過ごしていると、自分の頭の中がパンパンになっていく感じがありませんか?
あれをやらなきゃ…
これをやりたいけど、どうやってやるんだっけ…
頭の中にあるものをそのままにしておくと、考えはなかなかまとまりません。
人に伝えようとしても、うまく言葉が出てこない。
そんなときにおすすめなのが、思考を書き出して「言語化」することです。
この記事では、頭の中を整理して、人に伝わる言葉に変えるまでを、3つのステップでお伝えします。
頭の中がパンパンになるのはなぜ?
振り返る時間がないと、情報が溜まっていく
忙しくて振り返る時間がないと、日々の情報や「やらなきゃ」が処理しきれず、どんどん溜まっていきます。
新しいことが入ってくるたびに、前のことが奥に押しこまれる。
気づけば、何が大事だったのかも分からなくなってしまいます。
「モヤモヤ」は、まだ言葉になっていない考え
なんだかモヤモヤする。でも、何がモヤモヤなのか分からない。
それは、考えがまだ言葉になっていない状態です。
言葉にならないものは、整理することも、人に伝えることもできません。
思考の言語化とは|書くことより「整理すること」が大事
思考の言語化とは、頭の中にある考えや気持ちを、言葉にして外に出すことです。
ここで大事なのは、上手に書くことではありません。
書くことが大事なのではなく、自分の頭の中を整理して、言語化することが大事なんです。
頭の中を書き出す方法は、「ジャーナリング」と呼ばれていますね。
決まったやり方があるわけではなく、ノートでもスマホのメモでも始められます。
思考を言語化する3ステップ
ステップ1:まずは頭の中を全部書き出す
最初は、とにかく頭の中にあるものを全部出すイメージで書いてみてください。
- 今日どんなことを感じたのか
- 自分はどういう意見を持っているのか
- なんかモヤモヤしているのはなんで?
日記は誰に見られるものでもないので、書き殴ってもかまいません。
きれいな文章にしようとすると、手が止まってしまいます。
ステップ2:あとから読み返して、つながりを見つける
書いたものを見ると、自分の今置かれている状況や課題が見えてくるはずです。
たとえその日は書き殴るだけで終わっても、あとから読み返すことができます。
「このときのモヤモヤの原因は、もしかして今気づいたコレにつながっていたかも!」
そんなふうに、時間をおいてから整理できるのも、書き出すことのよいところです。
ステップ3:人に伝えるなら「結論→理由→例」に並べかえる
自分のための整理ができたら、次は人に伝える番です。
そのときは、書き出したものを「結論→理由→例」の順に並べかえてみてください。
架空のメモで比べてみます。
書き出したままのメモ
最近ずっと忙しい。問い合わせの返信が遅れがち。夜にまとめて返しているけど、疲れていて文章が雑になる。朝のほうが頭がすっきりしている気がする。
並べかえたあと
問い合わせの返信は、朝にまとめてすることにします。夜は疲れていて、文章が雑になってしまうからです。朝のほうが頭がすっきりしていて、ていねいに返せます。
同じ内容でも、結論が先にあるだけで、ぐっと伝わりやすくなります。
書き出しを続けるコツ
書く時間を決めておく
私は、1日の始まりに今日やることを確認し、終わりに今日の結果と記録を書き出しています。
始まりと終わりに決めておくと、「いつ書こう」と迷わずに続けられます。
うまく書こうとしない
誰かに見せるものではないので、誤字も、話が飛ぶのも気にしなくて大丈夫です。
「うまく書けない」と感じたら、それは頭の中がまだ整理の途中だというサインです。
1行だけの日があってもいい
書くことが思いつかない日は、「今日は疲れた」の1行でもかまいません。
大事なのは、頭の中を外に出す習慣を続けることです。
私が言語化を大事にしている理由
自分が分かっているつもりでも、人にわかりやすく伝えられるかどうかは別の話。
特に専門的な話を分かりやすくするには、まず自分の頭の中で整理できていることが欠かせません。
自分が分かっていないことは、人にも分かりやすく伝えられないからです。
記事を書く仕事も、読む人の役に立つ文章は、書き手の頭の中が整理されているところから生まれると感じています。
まとめ|思考の言語化は、書き出すことから始まる
- 頭がパンパンなのは、考えがまだ言葉になっていないから
- 大事なのは上手に書くことではなく、頭の中を整理すること
- 書き出す → 読み返す → 「結論→理由→例」に並べかえる
ライティングが苦手だな…
人に上手に自分の意見を伝えられない…
そう感じている人は、まずは自分だけが見られる日記を書いてみてください。
今日の終わりに5分だけ、頭の中にあるものを書き出してみませんか?
まだまだ自分のことでも、新しい発見があるはずです。
人に伝える力については、こちらのコラムでも書いています。
→ 伝わらないのはなぜ?認識のずれを防ぐ「国語力」の身につけ方
「書くのは苦手だけど、発信はしたい」という方は、記事の執筆もお手伝いしています。
→ サービスと料金


